職人の世界に飛び込んだ
大学を中退して、家具職人の工房に弟子入りしました。最初の一年は掃除と道具の手入ればかり。親方は口数が少なくて、何を考えているのかわかりませんでした。
二年目のある日、親方が僕の削った板を黙ってなでて、「悪くない」と言いました。それだけで、一年分の掃除が報われた気がしました。
一人前になるまで、あと何年かかるのかわかりません。今は、毎日木に触れられることが、ただうれしいです。
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