「離れた」歩き方

だれかが歩いてきた道を、少しだけのぞいてみませんか。同じ道もあれば、まったく違う道もあります。

その他離れた 運営者が作成した例文

手放したものと、残ったもの

長年こだわっていた考えを、ひとつ手放しました。 手放すと、空いた場所に、風が通る気がします。 残ったのは、案外シンプルな気持ちでした。『まあ、いいか』と思えることが、増えてきました…

かぜのて(50代)
家族離れた 運営者が作成した例文

きょうだいと距離を置いた

何年か、兄と連絡を取らない時期がありました。 許したわけではなく、ただ、会うたびに消耗する自分を守りたかったのです。 今は、年賀状だけのやりとりです。それでいい、と思えるようになっ…

かもめ(50代)
仕事離れた 運営者が作成した例文

肩書きがなくなった日

定年の日、名刺を箱にしまいました。 自己紹介の言葉がなくなって、最初は戸惑いました。けれど、近所の人に『はじめまして』と言うとき、肩書きのない自分が思ったより自由で、少し照れくさか…

あおぞら(60代)
その他離れた 運営者が作成した例文

四十年住んだ町を離れた

生まれてから四十年以上住んだ町を離れて、娘の住む町に引っ越しました。 引っ越しの日、町を一周しました。通った小学校、よく行った商店街、夫と出会った喫茶店。 新しい町にはまだ慣れませ…

ふるさと(60代)
仕事離れた 運営者が作成した例文

適応障害で休職した

ある朝、どうしても会社に行けなくなりました。玄関で靴を履こうとしたら、涙が止まらなくなったんです。 心療内科で適応障害と診断されて、三か月休職しました。最初の一か月は、ほとんど寝て…

灰色の空(30代)
人間関係離れた 運営者が作成した例文

縁を切った友人のこと

十年以上の付き合いだった友人と、連絡をとるのをやめました。会うたびに、私の選択を否定されている気がして、帰り道はいつも疲れ切っていました。 最後に会った日、特別なけんかがあったわけ…

切れた糸(30代)
人間関係離れた 運営者が作成した例文

恋人と別れて、ひとりの時間

三年付き合った恋人と別れました。けんかをしたわけではなく、少しずつ、お互いの行きたい方向がずれていったんだと思います。 部屋には、ふたつのマグカップが残っています。捨てるのも、しま…

ふたつのマグカップ(20代)
その他離れた 運営者が作成した例文

ペットを見送った

十六年一緒に暮らした犬を見送りました。最期は、私の腕の中で静かに息を引き取りました。 散歩の時間になると、今でもリードを探してしまいます。家の中が、こんなに静かだったなんて。 悲し…

しっぽの記憶(40代)
心と体離れた 運営者が作成した例文

休職した三か月

ある朝、会社に行こうとしたら、体が動きませんでした。医師の診断を受けて、三か月休職しました。 最初の一か月は、ほとんど寝ていました。何もできない自分が情けなくて、毎日泣いていました…

止まった時計(30代)
家族離れた 運営者が作成した例文

子どもが家を出た日

末っ子が大学進学で家を出ました。引っ越しを手伝って、ひとりで帰ってきた夜、家がやけに広く感じました。 洗濯物が減って、夕飯の量がわからなくなって、テレビの音がやけに響く。二十年以上…

巣立ち(50代)
その他離れた 運営者が作成した例文

突然の別れ

親しかった友人が、ある日突然亡くなりました。前の週に会ったばかりでした。 「また今度」と言って別れたのが最後でした。言いたかったことが、たくさんありました。 それから、会いたい人に…

言えなかったこと(40代)
仕事離れた 運営者が作成した例文

上司と合わなかった二年間

何を言っても否定から入る上司でした。会議の前の日は眠れなくなって、日曜の夜はずっと胃が痛かった。 結局、異動を願い出ました。逃げたみたいで悔しかったけれど、部署が変わってから、自分…

しろくま(20代)