家族の歩き方

だれかが歩いてきた道を、少しだけのぞいてみませんか。同じ道もあれば、まったく違う道もあります。

家族離れた 運営者が作成した例文

きょうだいと距離を置いた

何年か、兄と連絡を取らない時期がありました。 許したわけではなく、ただ、会うたびに消耗する自分を守りたかったのです。 今は、年賀状だけのやりとりです。それでいい、と思えるようになっ…

かもめ(50代)
家族やめた 運営者が作成した例文

毎週の電話をやめてみた

実家に毎週電話をするのが、いつの間にか義務になっていました。 思いきって『月に二回にしたい』と伝えると、母は『それくらいでいいよ』と笑いました。気を張っていたのは私だけだったようで…

さくら(40代)
家族迷っている 運営者が作成した例文

子どもの部屋の扉

中学生の息子が、部屋の扉を閉めるようになりました。 開けて声をかけたい気持ちと、そっとしておきたい気持ちの間で、毎日迷っています。 今は、夕食のときに『今日もおつかれさま』とだけ言…

うみねこ(40代)
家族続けている 運営者が作成した例文

祖母の梅干し

祖母が亡くなってから、台所に残っていた梅干しの瓶を引き継ぎました。 作り方は教わっていません。ノートの走り書きを頼りに、毎年少しずつ漬けています。味は祖母と違うけれど、それも含めて…

ことり(30代)
家族始めた 運営者が作成した例文

義父との散歩

義理の父とは、二人きりになると何を話していいか分かりませんでした。 先日、犬の散歩に一緒に行ってみました。黙って歩くだけの三十分でしたが、帰り道に『また行こうか』と言われました。 …

はるかぜ(30代)
家族 運営者が作成した例文

家族旅行に行かなくなった

子どもたちが大きくなって、家族四人で旅行することはなくなりました。それぞれに予定があって、全員がそろう日がないんです。 最近、夫と二人で、子どもたちが小さいころに行った海辺の町を訪…

切符(50代)
家族 運営者が作成した例文

父の背中が小さくなった

久しぶりに実家に帰ったら、父の背中が小さくなっていました。いつも大きく見えていた背中が、台所でお茶を入れる姿だけ見ると、普通のおじいさんでした。 帰り際、父は駅まで送ると言って聞き…

夏蜜柑(40代)
家族 運営者が作成した例文

家族の誰とも似ていない

両親も兄も、体を動かすのが好きな人たちです。私だけが、本を読むのが好きで、家にこもりがちな子どもでした。 「誰に似たんだろうね」と言われるたびに、なんとなく居場所がない気がしていま…

はぐれ雲(30代)
家族 運営者が作成した例文

家族の長い話

六十を過ぎて、自分の家族のことを振り返る機会が増えました。少し長くなりますが、書いてみます。 私は五人きょうだいの真ん中に生まれました。父は大工、母は内職をしながら家を守っていまし…

台所の窓(60代)
家族 運営者が作成した例文

養子として育った私のこと

私は養子として、今の両親に育てられました。それを知ったのは小学五年生のときです。 しばらくは、本当の親って何だろう、とずっと考えていました。自分がどこから来たのかわからないことが、…

もうひとつの家(30代)
家族 運営者が作成した例文

子どもをもたなかった私たちのこと

夫と私には子どもがいません。望んでいた時期もありましたが、いろいろあって、二人で生きていくことになりました。 若いころは、子どもを連れた家族を見るたびに、胸が痛みました。今は、二人…

ふたり(50代)
家族 運営者が作成した例文

妻の病気がわかってから

妻の病気がわかったのは、定年退職した翌年のことでした。これから二人で旅行でもしようと話していた矢先でした。 通院の付き添い、家事、薬の管理。仕事しかしてこなかった私は、何もできませ…

並木道(60代)