「人に迷惑をかけたくない」「自分でやったほうが早い」。そう思って、なんでもひとりで抱え込んでいませんか。責任感が強く、まじめな人ほど、人に頼るのが苦手な傾向があります。でも、頼ることは弱さではなく、ひとつのスキルです。スキルなら、練習で身につけられます。
なぜ頼るのが難しいのか
頼れない理由は人それぞれですが、よくあるのは次のような気持ちです。
- 断られたら傷つく
- 相手の負担になるのが申し訳ない
- 「できない人」だと思われたくない
- 頼み方がわからない
どれも自然な気持ちです。まずは「自分はこう感じやすいんだな」と気づくだけで十分です。
練習1:「小さなお願い」から始める
いきなり大きな悩みを打ち明ける必要はありません。「ペンを貸してもらえますか」「このお店、おすすめありますか」など、断られても困らない小さなお願いから始めましょう。頼んで、応えてもらう経験を重ねることが大切です。
練習2:「ありがとう」で終わらせる
頼ったあとに「すみません」ではなく「ありがとう、助かりました」と伝えてみてください。謝るより感謝で終わるほうが、頼った側も頼られた側も気持ちよくいられます。
練習3:頼み方の型を持っておく
「今〇〇で困っていて、△△をお願いできると助かるんだけど、どうかな?」。状況と、してほしいことを具体的に伝え、最後に相手が断れる余地を残す。この型を持っておくと、頼むハードルがぐっと下がります。
練習4:頼れる先を増やしておく
家族、友人、職場の人、地域の窓口、専門家。頼れる先が一つだけだと、その人に負担が集中してしまいます。「この話はこの人に」と、頼り先を分散させておくと安心です。
頼ってくれると、うれしい人もいる
あなたが誰かに頼られてうれしかったことがあるように、あなたに頼られてうれしい人も、きっといます。頼ることは、人とのつながりを深めるきっかけにもなります。



