家族の歩き方

だれかが歩いてきた道を、少しだけのぞいてみませんか。同じ道もあれば、まったく違う道もあります。

家族離れた 運営者が作成した例文

子どもが家を出た日

末っ子が大学進学で家を出ました。引っ越しを手伝って、ひとりで帰ってきた夜、家がやけに広く感じました。 洗濯物が減って、夕飯の量がわからなくなって、テレビの音がやけに響く。二十年以上…

巣立ち(50代)
家族 運営者が作成した例文

夫の単身赴任

夫が単身赴任になって二年になります。平日は子どもと三人、週末だけ四人。 最初は、ワンオペの大変さに不満ばかりでした。でも、金曜の夜に駅まで迎えに行くとき、子どもたちが本当にうれしそ…

週末の駅(40代)
家族始めた 運営者が作成した例文

家族会議を始めた

子どもが思春期になって、家族で話す時間がほとんどなくなりました。そこで、日曜の夜に十五分だけ「家族会議」をすることにしました。 議題は、来週の予定とか、晩ごはんのリクエストとか、た…

日曜の夜(40代)
家族 運営者が作成した例文

五人家族の朝

毎朝、目玉焼きを五つ焼きます。夫の分、三人の子どもの分、自分の分。誰かが半熟がいいと言い、誰かが固いのがいいと言います。 この朝のばたばたが、いつか懐かしくなる日が来るんでしょうか…

目玉焼き五つ(40代)
家族迷っている 運営者が作成した例文

息子が不登校になった

中学二年の息子が、学校に行かなくなって半年になります。 最初は、なんとか行かせようとしました。説得して、叱って、泣いて。でも、息子の顔がどんどん暗くなっていくのを見て、やめました。…

窓の外(40代)
家族 運営者が作成した例文

ひとり親で、高校を卒業させた

息子が今年、高校を卒業しました。息子が三歳のときに離婚して、それからずっと二人で暮らしてきました。 昼は事務、夜は飲食店で働いていた時期もあります。参観日に行けなかったこと、運動会…

桜並木(40代)
家族やり直した 運営者が作成した例文

母と、ようやく普通に話せるようになった

母とはずっとうまくいっていませんでした。何を話しても否定される気がして、二十代のほとんどは連絡もとりませんでした。 子どもが生まれたとき、母が手伝いに来てくれました。慣れない育児で…

白湯(30代)
家族始めた 運営者が作成した例文

父親になる自信がなかった

妻の妊娠がわかったとき、正直、うれしさより不安のほうが大きかったです。自分の父親が厳しい人だったので、自分も同じような父親になるんじゃないかと怖かった。 娘が生まれて半年。夜泣きに…

抱っこひも(30代)
家族やめた 運営者が作成した例文

介護をやめて、施設にお願いした

父の介護を五年続けました。最後の一年は、夜中に何度も起こされて、私のほうが倒れそうでした。 施設に入ってもらうと決めたとき、自分が父を見捨てたような気がしました。ケアマネジャーさん…

灯ろう(50代)
家族始めた 運営者が作成した例文

祖母の手料理を再現したくて

祖母が作ってくれた煮しめの味が忘れられなくて、自分で作り始めました。レシピは残っていなかったので、母や叔母に聞いて回りました。 五回作って、ようやく近い味になりました。でも、何かが…

煮しめ(30代)
家族 運営者が作成した例文

父と、最後に話したこと

父が入院していた最後の週、病室で父が急に「お前、昔、自転車の練習でずっと泣いてたな」と言いました。 五十年近く前のことです。私はまったく覚えていませんでした。父は、私が自転車に乗れ…

縁側(50代)
家族続けている 運営者が作成した例文

兄弟で介護を分け合う

母が要介護になって四年。兄と私と妹の三人で、週ごとに担当を決めて実家に通っています。 最初は誰が多く負担しているかで、何度もけんかになりました。今はスプレッドシートで予定を共有して…

茶柱(50代)